なんとなくでも、なんとか生きてるわたしたち
- 物販商品(自宅から発送)あんしんBOOTHパックで配送予定¥ 250
未発表作ふくむ短編集。 虚無と穏やかさはよく似ている。 似すぎていて、ちょっと見分けがつかないくらい。 なんとなくでも、なんとか生きてる人たちの物語。 34p/モノクロ/A6サイズ
未発表作ふくむ短編集。
虚無と穏やかさはよく似ている。
似すぎていて、ちょっと見分けがつかないくらい。
なんとなくでも、なんとか生きてる人たちの物語。
34p/モノクロ/A6サイズ
願い事なんて、意外にないものだと私は思う。 いっぱいありそうで、実はほとんどないもの。
早朝の境内。ファーストフード店で夜を明かした少年と少女。少女は気楽で虚ろな今を思う。(before six o'clock)
甘いカプチーノが僕のひび割れを埋めていく。息苦しいくらいに。
就職活動中の僕と、就職活動も就職もしないで遊ぶ彼。僕の努力は、いつ報われる?(春より先に、さようなら)
グッピーはさ。ちょっとトラウマなんだよね。 知ってる? 共食いするんだよ。
大学構内の喫煙所の僕と彼女。春にいた、たくさんの知り合いたちにはいつの間にか会わなくなっている。名前も曖昧、希薄な僕たち。(オレンジ色、誰そ彼)
これは、私にとってありえた家庭だろうか。
料理人の派遣業を営む主人公。毎年クリスマスの最後に訪れるのは、元父親の新しい家庭。娘は今年、私が父と別れた時の年齢になる。(クリスマスの終わりの家)